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2024/09/09

月の形が、日によって変わって見えるのはどうして?

 6年生は、月の動きを学習しています。

「月は、どうして日によって見え方が違うの?」

この問いは、かつて学んできた大人でも、子供にうまく説明することは難しいのではないでしょうか。

そこで、6年生が月の満ち欠けを理解しやすいように、理科を教える先生が、このような教材を作りました。



黒とオレンジ色の丸いものは、ピンポン玉で、月に見立てています。
右側に大きな太陽があり、太陽の光が当たっているところがオレンジ色となっています。
月の半分が、太陽の光が当たっていることになるのですが、月の見え方は、地球からの見え方で変わります。
それを理解させるために、真ん中の地球の位置に、小さな鏡を置いています。


この小さな鏡に写っているのが、地球から見える月になります。オレンジ色のところは、月が光って見えている部分になります。このオレンジ色の部分を、シートにペンで描き表していくと、月の満ち欠けの様子が分かるようになっています。



一人ひとりの子供たちが実感できるように、グループ活動の中で、分担してシートに描き表しました。
子供たちが「ワクワクする」「やってみたい」と思うような活動をすることによって、難しいことも楽しく分かりやすくなったと思います。

先生によると、ピンポン玉の半分を黒色にする作業に一番時間がかかったとのことです。
教材の工夫により、子供たちは月がとても身近なものに思えたのではないでしょうか。


月が見える夜には、学んだことを思い出しながら、月と太陽と地球の位置関係を頭に思い浮かべてほしいです。